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あなたは家計簿をつけたり、資産運用の結果を確認したりはしているとは思いますが、その際に振りかえりはしていますか?
結果だけ確認していても、その後どうするかまで分析しないとせっかく行動していても意味はありません。
今回は「振りかえり」をするメリットとKPT(ケプト)を用いたふりかえりの手法をご紹介します。
今回の記事では、家計簿や投資の運用成績を例にしていますが、元々は仕事で使うのが主流のためふだんの仕事でも活用することができます
「振りかえり」とそのメリット
そもそも「振りかえり」とはなんでしょうか。
「反省」とか「感想」とかが思い浮かぶかもしれませんが、少し違います。
「振りかえり」は『次に同じ失敗をしないように、結果の出来やプロセスの良いところと悪いところを明らかにすること』です。
この「振りかえり」を怠ってしまうと、次に同じ失敗をくりかえしてしまったり、逆に前回うまくいったことがうまくいかなかったりします。
PDCAでいうとCのCheckとAのActionの部分だよ
振りかえりのメリット
では「振りかえり」のメリットを考えてみます。
- 自分の成功/失敗体験を可視化することができる
- 客観的に見直すことで、新しい気づきを得ることができる
- 自分の成長を感じることができる
少し大げさに書きましたが、たった5分でも紙やホワイトボードに書き出してふりかえるだけでも効果は全然違います。
続いてこの「振りかえり」を実践するために便利な手法をご紹介します。
KPTを利用した「振りかえり」の実践
KPTは仕事でも使われる振りかえりの手法です。- Keep →うまくいったこと
- Problem →うまくいかなかったこと
- Try →次に試すこと
ではKPTの手順についてカンタンに説明します。
1. ホワイトボードor紙に線を引き文字を書く
まずはこんな感じで線と文字を書きます。
2. それぞれの項目を洗い出してみる
書いたら先ほどの項目を洗い出します。Keepが1番多いのが理想ですが、Problemが多くなるケースが多いです(特に仕事では)
Tryはむずかしかったら、「Problemを解決するためにするべきこと」を書くとよいです。
例えば、ある月の家計簿についてのKPTをやってみます。
3. 個人またはチーム(家族)でふりかえる
洗い出しができたら、振りかえります。
Keepは継続してできるように習慣化し、Problemが次に起きないようTryを実践します。
上記のイメージで繰り返していきます。
4. 定期的にくりかえす
KPTは一度やっただけでは身につくものではありません
次のタイミングでまたKPTを実施し、前回のProblemが解消したかを確認します。
また新しいProblemが見つかるかもしれません。そうしたらそのProblemを解決するためのTryを検討して・・・のくりかえしです。
「振りかえり」を習慣化することで、最初にお話ししたメリットを達成することができます。
まとめ
むずかしく感じるかもしれませんが、はじめること自体は非常にカンタンです。
ただ最初のうちは、Keepが出てこなかったり、Problemが多すぎたりしてしまうことがよくありがちです。
最初は仕方がないことなので、積み重ねていってKeepを増やしていきましょう。
わたしも定期的にKPTを使って振りかえってはいますが、なかなかProblemは減らない状態です。
それでも継続して実施しています、習慣化することが何よりも大切だからです。
慣れてくると様々なことに有効活用できるので、KPTを使った振りかえりぜひ試してみてくださいね。