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資産運用(投資信託や株取引など)を本格的にはじめる前にお金を増やそうとした手段が「保険」です。
当時(2013〜2015年頃)は保険でも多少プラスになるプランはあったので、うまい(ような)話に乗ってしまったというところです。
とはいえ紹介したFPを責めるつもりはありません。立場上すすめられる商品を選択いただけたと思います
その商品はアクサ生命の「ユニットリンク」です。変額保険と呼ばれます。ソニー生命でも同じような商品がありますね。
変額保険はその名の通り「保険金や解約返戻金が変動する保険商品」です。その変動は運用成績によって決まります。
商品自体を否定するつもりはありませんが、知識がついてからあらためて考えてみると保険としては非常にコストパフォーマンスが良くないです
本記事では変額保険をおすすめしない理由とわたしナナミライの失敗談と現在の状況を記事にまとめます。
変額保険のデメリット
おすすめしない理由なので、まずはデメリットからあげます。
- 10年以内の解約は解約控除がかかる
- 保険分が取られるので運用成績がプラスでも残高が低くなる
- 払い済みや減額は解約扱いになる
- 取り扱い商品が選べない(手数料が高い、アクティブファンドなど)
最大のデメリットはすぐに解約がむずかしいことです。このあたりは低解約返戻型生命保険(いわゆる積立型保険)と同様ですが、リーマンショックなどの暴落が起きた時に大きなマイナスになります。
また保険商品のため、支払った金額がそのまま運用資金として使えるわけではないのでマイナススタートが前提になります。
それに加えて変動リスクまで生じます。
リスクが高すぎますね。。
変額保険のメリット
ではメリットを考えてみます。
- 運用成績次第で保険金が増える可能性あり
- 死亡保険金は最低保証あり
- 保険金が税金控除の対象
メリットをあげてみましたが、デメリットのリスクを補えるほどのプラスはありません。
変額保険を使わずに類似の運用を想定する
保険×投資を実現できる変額保険ですが、あわせて使うとあまりお得感がありません。
ただ保険の保証は欲しいし運用もしたいという場合は、保険は保険、投資は投資などで考えるのが現実的な考え方です。
保険
共済や掛け捨ての生命保険に加入する
保険として必要な場合は掛け捨ての生命保険がコストが安いです。
共済では月々2,000円で総合保障2型もしくは入院保障2型に加入できます。一般の生命保険でも定期保険であれば月々2,000円〜3,000円でもそれなりの保障の契約ができます。
保険会社によって価格やサービスは違うので気になる場合は保険の紹介をしてもらうサービスで聞いてみてください
投資
SBI証券、楽天証券、【SBIネオモバイル証券】などを開設して月に決まった額をつみたてNISAか株を積み立てる
変額保険で払っていた分から上記の保険代を差し引いた金額を投資に使います。
ベターなのはつみたてNISAで定期買い付けですが、配当金を狙うのであれば株式やETFも良いですね。
参考:現在のユニットリンクの状況
参考までにわたしの現在までの状況です。
詳しい内容は伏せますが、月払い1万円で契約期間は2019年12月時点で4年半になります。
- 支払金額:54万円
- 解約返戻金:約27万円
- 運用成績:約6.8%
4年以上運用して5%以上のプラスになっているにもかかわらず、解約すると50%くらいしか戻ってこない状況です。解約控除が仮に0になったとしてもだいぶマイナスです。。
★追記
- 支払金額:87万円
- 解約返戻金:約72万円
- 運用成績:約12%
運用成績も上がり、解約控除もだんだん減ってきたので、解約控除が0になる頃にはプラスは超えてそうです。
あと3年ほど積み立てで、150〜200万くらいは返礼してほしいところです。
まとめ
投資と保険を併せ持った変額保険は最初説明として聞くと魅力のある商品に見えますが、実情をみると(当然といえば当然ですが)保険会社が儲かるような仕組みが満載です。
保険貧乏にならないための教訓として良い経験になりました。
将来に向けて不要な保険はどんどんなくしていこうと考えました。